白河の茶室

 

2年ほど前から進めている、

茶室の出版企画の執筆分担の関係で、

白河の南湖公園へ

茶室を見に行きました。

 

白河藩主・松平定信が

「士民共楽」の心でつくったという南湖公園。

 

古図から定信ゆかりの茶室を建立した、

松風亭蘿月庵。

 

そして、

定信自身が

「山水の高き低きも隔てなく共に楽しき円居すらしも」、

と詠んだ共楽亭。

 

東北の茶室は、

本場京都や近代東京に比べ、

あまり注目されない存在ですが、

近世以来、

優れた茶の湯文化の足跡がみられるのですね。