研究室では現在、
弘前市・文化庁と連携した、
青森県弘前市仲町伝統的建造物群保存地区での、
保存計画見直し調査に取り組んでいます。
この調査では、
居住体験型のフィールドワーク手法を意識して取り組んでいます。
仲町伝建地区の大きな特徴は、
絶え間ない手入れが必要となる生垣・樹木・庭の存在、
あるいは雪国という条件ゆえの、
住まいの独特な維持管理が不可欠な点です。
そうした背景を踏まえて、
生垣剪定や雪囲い、
そして囲炉裏の準備や料理等、
できるかぎり地域の伝統的な住まい方を体験し、
計画提案につながるような方法を工夫しています。