福島県南会津町を訪問し、
前沢伝統的建造物群保存地区を拝見しました。
曲屋の民家群ということで、
古風な茅葺の町並みを連想しがちですが、
実際は外観意匠を凝らした妻飾りや軒先のセガイ造り等、
近代和風建築群としての特質が大きい集落です。
さらに、
曲屋と直屋の混在や、
外観意匠の工夫や雪国仕様の架構形式などをみれば、
会津若松や越後、あるいは北関東等、
多方面からの文化流入が融合した地域でもあります。
越後に近接する雪国ゆえの、
重厚な架構形式も注目です。
福島県南会津町を訪問し、
前沢伝統的建造物群保存地区を拝見しました。
曲屋の民家群ということで、
古風な茅葺の町並みを連想しがちですが、
実際は外観意匠を凝らした妻飾りや軒先のセガイ造り等、
近代和風建築群としての特質が大きい集落です。
さらに、
曲屋と直屋の混在や、
外観意匠の工夫や雪国仕様の架構形式などをみれば、
会津若松や越後、あるいは北関東等、
多方面からの文化流入が融合した地域でもあります。
越後に近接する雪国ゆえの、
重厚な架構形式も注目です。
東北工業大学 建築学部 建築学科 中村琢巳研究室(日本建築史)
〒982-8577 宮城県仙台市太白区八木山香澄町35-1