高知県立大学で
研究講演を行う機会をいただいたことから、
安芸市へ訪問し、
土居廓中の伝統的建造物群保存地区を見学しました。
研究室で伝建見直し調査に取り組んでいる
青森県弘前市仲町の伝建地区と同じ、
武家町の町並み保存地区です。
やはり弘前の武家町と同じく、
武家住宅にとどまらず、
生垣や塀、庭木といった環境が
武家町らしい景観をつくっていました。
意匠的には奥へと姿を隠すように佇む武家住宅の修景、
生垣の維持管理における住民の方々や保存会の役割など、
各地の武家町の町並み保存地区で抱える、
共通の課題を実感しました。