青森県弘前の武家町で近代住宅の実測調査

 

青森県弘前市で実施している

伝統的建造物群保存地区の見直し調査の一環で、

武家町内の近代建築の実測調査を行いました。

 

洋風の棟飾りを掲げて、

寄棟造りの屋根という、

武家住宅と西洋館が融合したような外観。

さほど多くはないものの、

弘前城下に点在するスタイルです。

 

今回の見直し調査では、

江戸時代の武家住宅だけでなく、

明治時代以降の増改築の特徴や、

こうした西洋館の影響を受けた近代住宅にも注目し、

現代にいたるまでの配置・住宅の変化を追うことも目標です。

 

江戸時代から現代までの変化に着目することで、

今後の居住環境向上を踏まえた、

計画提案につながるものと思っています。